左脳は右脳の夢をみる

24歳で脳出血を起こしても、この世界で誰かを守るために生きる1人の軌跡。

鏡に映るは過去の自分

前回のブログを書いていて考えたことがあるー「先生と私のリハビリに対する想い云々の前に…クリエイターが仕事にかける熱量と私のそれは本当に釣り合っていたのか?」

 

creacreative-megumi.hatenablog.com

 

私の仕事はクリエイター向け情報サイト「CREATIVE VILLAGE」内【クリエイターインタビュー】の編集ライティングー映画監督やTVプロデューサー、クリエイティブディレクターに対するインタビューと記事の作成です。

今までの担当記事は映画監督・森義隆さんやCD・原野守弘さんなどで、錚々たるクリエイターの方々にお会いすることができました。

インタビューは事前準備が命なので、Web上の情報(過去インタビューなど)は勿論、クリエイターがつくられた作品は全てチェックし、SEO対策を組み込んだ質問案を作成した上でインタビューへ臨んでいました。

そして、多くのクリエイターの指南になるような記事を作りたい一心で仕事をしていました。

 

しかし、それは私の心の内に留まっていた熱意に過ぎません。インタビューの前に私はインタビュー依頼をした理由を相手にお伝えすることで私の仕事への熱意や相手への興味を理解していただき、より良い言葉が生み出せるように工夫していましたが、数々の苦労と共に地位を築いたクリエイターの立場からすれば24歳の若輩者に対して不安を感じたことだと思います。

どれだけ用意周到であったとしても、それは自己満足にしか過ぎなかったのかもしれません。

 

私がもし、仕事に戻れたのならお会いするクリエイターの方々に伝えたいー「私はWeb編集者としても人としてもまだ経験は浅いですが、〇〇さんが今日伺ったお話や作品を作り上げるためにかけた熱量と同じくらい真剣に〇〇さんの記事を作りたいと思っています」と。

この言葉を【相手の心へ】届けられるように、今は左手脚と脳機能の快復に努めたい。そして人とアートと関わることに貪欲でいたいと思います。

あゝ慶應大病院のロビーで話した同士のトキタさん(推定60代後半)が政治番組を見て私に言っていたっけなー「他人を非難する前に先ずは自分の姿を見て襟を正さにゃね」と。