左脳は右脳の夢をみる

24歳で脳出血を起こしても、この世界で誰かを守るために生きる1人の軌跡。

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

おもひで1万歩街道

iPhoneでは「ヘルスケア」というアプリが常時表示されている。その中に過去に自分が歩いた【歩数】が記録されていることを最近知った。 脳出血で左手脚がひねくれる直前の2月の記録を見ると、1日の平均歩数は8,163歩。仕事で取材がある日は1万歩を超えていま…

正義のギセイ

どうやら、私は真面目になればなるほど、自分が苦悩して出した解を【正義】と決めつけてしまうらしい。 creacreative-megumi.hatenablog.com 先日の『読売新聞』でも京大の立て看板撤去、という【正義】の解を巡る騒動について以下の様に書かれていました。 …

月と六ペンス

イギリスの小説家サマセット・モームの代表作『月と六ペンス』を手に取ったのは大学2年生の始めー岩波文庫から出ていた夏目漱石の著書を大方読み終え「海外文学にも手をつけてみよう」と思っていた頃―題名に惹かれて出会った一冊。月は「夢」を六ペンスは「…

失われた「多様性」を求めて

昨晩、下記の記事を読んでいて考えたことがあるー「Webライティングにおいて【多様性】を求めることは難しいのではないか?」 toyokeizai.net ざっと上記の記事を要約すると、 今年の2月、大学生協が発表した報告書によると、大学生の53.1%が1日の読書時間…

ビスケット1枚とあめ玉1つ

今回は私の生活今昔について―私は過去にも書いたように「心がひねくれた」ことが原因で休職を2度させていただきました。 creacreative-megumi.hatenablog.com 1度目の休職時はなぜ自分がベッドから起き上がることすら難しくなったのか考えることすらできませ…

「速く!もっと速く!」

今回は先日に続いて、力強い言葉をくれたエノモト先生とのリハビリについて。 creacreative-megumi.hatenablog.com エノモト先生は小柄で溌剌としたアラサーの理学療法士。柔道に打ち込んでいた高校時代に理学療法士になることを決意したそう。 「都内の会社…

私の違和感

2年ほど前の初夏ー神保町でオルハン・パムクの『僕の違和感』上下巻を渋々棚へ戻した日のことを思い出す。彼の言葉から香る崇高さや艶美さすら感じさせる装丁の柔らかな手ざわりをひねくれた左手が覚えているほどにその本を離し難かったのですが、私は二つの…

はみ出しモノは正直モノであれ

今回は少しだけ情けない社会人1年目の話を交えて。 社会人1年目の時ー私は「多量の請求書を三つ折りにする」「多量の請求書とその控えを分別する」というごく簡単な仕事すら満足にできませんでした。 なぜか?ー頭の中で先輩の指示をまとめることが難しく、…

会心の一撃

復職へ向けて真っ直ぐに進む(正しく目標設定をする)ためにリハビリの先生方にお時間を頂いてミーティングを行った私。 creacreative-megumi.hatenablog.com 今日のミーティングのために昨晩消灯時間ギリギリまで机に向かっていたのですが、結局復職までの大…

ストレイト・ストーリー

今日から室内での杖歩行を許可された私ですが、まだ左脚で体重を支えることが苦手でどうしても身体を右に傾けながら歩いてしまいます。 だから、感覚麻痺のある私が身体を真っ直ぐに歩く為には鏡を使うかリハビリの先生方に指摘していただく必要があります。…