左脳は右脳の夢をみる

24歳で脳出血を起こしても、この世界で誰かを守るために生きる1人の軌跡。

はじめての入院・大手術

「それは大沢さんが強いからだよ」

タイトルは、昨日執刀医で主治医の三輪点(ともる)先生からもらった言葉。三輪先生は脳神経外科医として、いくつもの艱難辛苦を乗り越えてきたであろう様子を全く感じさせないほどにいつも顔に優しい笑顔を湛えている方です。特に術後寂寞と恐怖に押し潰され…

ゆとり世代の抜糸

今日、傷の経過も良いとのことなので、頭の手術で傷を縫った糸(看護師さん曰く、糸というよりホッチキスみたいなもの)を抜いて頂いた。アメリの如く想像力豊かな私は今日抜糸をすると知ったときからずーっと抜糸のシーンを想像していました。しゅるしゅると…

ギブ・ミー・ウォーター

今回のタイトルは術後に麻酔から醒めた私が発した第一声に因んで。 私は脳出血を起こしてから約二週間後の3/18(日)に11時間にも及ぶ大手術を受けました。 手術の概要は右脚の付け根からカテーテルを入れ、アロンアルファのようなものを注入して破れてしまっ…

「お母さんの子どもで本当に良かった」

私の母は3人の子どもを育て抜いただけあり、とても元気で我の強い(男勝りな)女性です。そんな母が実は11時間の大手術を成功させてくれた執刀医の三輪先生以前に私の命の恩人だったことが今日分かりました。そもそも私が脳出血を起こしていることは何故、いつ…

人と関わることが怖くて「一人で生きたい」と思っていたひねくれた私の心が少しずつまっすぐになるまで

私は日芸映画学科だったこともあり、古今東西たくさんの映画を観てきました。その中でもジャン=ピエール・ジュネ監督の『アメリ』(2001)https://movies.yahoo.co.jp/movie/アメリは一番好きな作品。繊細な心を持っているが故に人と関わることが苦手な主人公…

改造人間・オオサワメグミ

最近、脳外科手術をしていただいた私ですが、半年ほど前に左耳が重度の中耳炎にかかり、小さいチューブを鼓膜に通してもらっています。この二つの手術を共に乗り越えてくれた、付き合って1年になる彼氏が昨日お見舞いに来てくれました。今回のタイトルはその…

脳内出血で入院してから大杉連さんと2度も会ったハナシ

私は入院する前に大杉漣さんが出演されていたテレビ東京のドラマ『バイプレイヤーズ』プロデューサー・濱谷晃一さんのインタビュー記事の企画編集をしていました。 ▽プレイヤーズ』続編スタート! 濱谷晃一プロデューサーの「バイプレイヤー的、クリエイティ…

心だけでなく、左手脚までひねくれてわかったこと

まず、当たり前に五体満足であることの素晴らしさを嫌というほど感じます。「何で動かないんだろう」ーこれは何度も何度も呟いている言葉。そして、何度も何度も考えてしまう悩み。 私の左手脚は手術で動くようにはなりませんでした。これから約半年間かけて…

仕事が怖くて泣いていたwebライター(編集者)が脳内出血を起こして最初に泣いた理由ー「仕事がしたい」

脳内出血を起こして緊急入院をした私が入院をして初めて泣いた理由は痛みではありません。「ただ、仕事がしたい」。私の仕事はさまざまな分野で活躍されているクリエイターの方々に取材し、それをweb上で発信すること。入院をしたことにより私の中だけに留ま…

ひねくれweb編集者(ライター)が脳内出血して誕生日に緊急入院したハナシ

2018年3月3日(土)、私はかかりつけの心療内科で脳内出血を起こして倒れました。新卒1年目の終りに3カ月間、1回目の休職をし、その延長でかれこれ1年間以上通院している病院です。因みに休職の原因は【私がひねくれモノだったから】。私は転職エージェント(営…